北海道百科事典
2025年最新版!帯広・十勝グルメ完全ガイド
北海道・十勝平野の中心都市、帯広は「食の都」とも呼ばれるグルメの宝庫。
十勝らしい雄大な自然と肥沃な土地が育んだ農産物・畜産物・海産物が一堂に集まり、旅行者も地元民も楽しめる食文化が根付いています。
ここでは、帯広に来たら絶対食べたいジャンル別おすすめグルメを、最新の情報をもとにご紹介します。
十勝のおいしいが集結!帯広グルメ
北海道東部に位置する広大な十勝平野。
広大な北海道の約10%にもあたる面積を誇り、馬鈴薯や小麦、野菜、酪農など多種多様な農産物の生産が盛んな地です。
十勝ブランドの「豚丼」「ブランド豚」「チーズ・乳製品」「スイーツ」などが集まり、帯広はその玄関口としてグルメの中心地となっています。
近年では十勝・帯広地域を舞台にした漫画やドラマ作品も生み出されており、様々な世代から注目されています。
特に、2019年にNHKで放映された連続テレビ小説「なつぞら」は、記憶に新しいのではないでしょうか。
帯広市の隣町である音更町の道の駅は、2022年に「道の駅おとふけ なつぞらのふる里」と名前を改め移転開業。
その後、北海道じゃらん「道の駅ランキング2025」で1位に選ばれました!
十勝・帯広地域は、今や北海道内のみならず全国で注目される人気観光地となりました。
これはハズせない!十勝・帯広の食べ物5選
それでは十勝・帯広に来たら絶対食べたいジャンル別おすすめグルメを5つご紹介します!
1. 豚丼(十勝豚丼・帯広豚丼)
昭和初期から続く帯広発祥のソウルフード。
厚切りの豚肉を炭火で香ばしく焼き、甘辛い醤油ベースのタレを絡めて白ご飯にのせた一品です。
現在では「十勝豚丼」「帯広豚丼」として全国に広まり、帯広市内には数多くの専門店や提供店が存在。
部位や焼き方、タレの味は店ごとに異なり、味の違いを楽しめます。
中でも「ぶた丼のとん田」は、ミシュランガイドで価格以上の満足感が得られる料理を提供する店に与えられる「ミシュランビブグルマン」に選出されたこともある人気店です。
ロースやバラなど肉の種類を選ぶことができるので、お好みに合わせて注文が可能です。
炭火の風味が食欲をそそる豚肉に絡むのはとん田秘伝のタレ。
その味は北海道らしい甘辛い味わいの濃厚ダレですが、辛みがあるのでくどくなくペロッと食べられます。
味のアクセントとして山椒やにんにく一味を加えることもできますよ。
■ぶた丼のとん田
公式サイト:https://butadonnotonta.com/
2. ブランド豚
北海道初のブランド牛に認定された「十勝和牛」をはじめ、多彩なブランド牛が集まる帯広。
牛以外にも見逃せないのはブランド“豚”です。
そもそも、北海道は開拓の歴史とともに豚の生産が行われてきた背景があり、全国的に見ても養豚の生産はトップクラス。
冷涼な気候と広大な大地、独自配合のエサを与えるなど、土地の特色を生かした養豚で、高品質なブランド豚が生まれています。
そんな中でも「どろぶた」は、創業者の「豚が元気で幸せに暮らしていなければならない」という想いの元、世界的にも珍しい24時間完全放牧で飼育されている豚です。
30ヘクタールという広大な丘陵地帯で、どろんこになりながら駆け回り、ミネラルや栄養を吸収しながら大きく健康に育った豚は、肉質がよく味わい深いのが特徴。
この「どろぶた」の味を楽しめるのが帯広市内にあるレストラン「ランチョ・エルパソ」です。
ベーコンや生ハムといったアラカルトをはじめ、ソーセージやステーキ、ハンバーグなど、様々な肉料理を楽しむことができます!
特に煮込みハンバーグは、ふっくらジューシーなのに油がくどくなく、特製ソースとの相性も抜群で、思わず唸るおいしさ。
ぜひお店に立ち寄って、どろぶたの味わいを体感してみてくださいね。
■ランチョ・エルパソ
公式サイト:https://rancho-elpaso.jp/
3. チーズ
十勝は日本屈指の生乳生産地であり、世界的なチーズコンクールで受賞歴を持つ工房も点在。
帯広ではラクレット、ピザ、チーズフォンデュからスイーツまで、バリエーション豊かなチーズ料理が楽しめます。
「いつものテーブルにチーズを。」というコンセプトでチーズ製造を行う「チーズ工房NEEDS」。
ここで作られるチーズは、日本の食卓にも馴染みやすい、生乳本来の風味が生きたやさしい味わいが特徴です。
この工房独自の製法で作られたのが「大地のほっぺ」というチーズです。
一見すると白カビチーズのようですが、実は酵母を使って熟成させているのだとか。
名前の通り、まるでほっぺのようなモチモチとした食感と、濃厚なミルクの風味を楽しめます。
熱を加えるとトロッととろけるので、チーズフォンデュにしてもおすすめですよ。
■チーズ工房NEEDS
公式サイト:https://needs-kashiyuni.com/
4.牛乳
十勝は日本でも有数の酪農地帯として知られています。
日高山脈から流れる清らかな水と広大な牧草地、昼夜の寒暖差が生み出す豊かな自然環境が、牛たちにとって理想的な環境なのです。
そのおかげで、十勝の牛乳はコクがありながらも後味すっきりとした味わいが特徴。まさに“十勝の恵み”を代表する一杯です。
そんな十勝に工場をかまえるのが「よつ葉乳業」。
エスコンフィールド北海道が約5個分という広大な敷地の工場で、
牛乳、バターをはじめ、様々な牛乳・乳製品を製造しています。
北海道民にはすっかりおなじみの商品が数多く展示されており、
思わず「これ知ってる!」という声が上がってしまうほど。
工場に併設された「おいしさまっすぐ館」では、
映像やパネルなどから、よつ葉乳業のおいしさのひみつや酪農について楽しく学ぶことができます。
見学には予約が必須なので、お忘れなく。小さなお子様連れでも楽しめること間違いなしですよ。
■よつ葉乳業株式会社 十勝主管工場
公式サイト:https://www.yotsuba.co.jp/consumer/entertainment/factory/
5. スイーツ・お菓子
小麦・乳製品・小豆など製菓材料の宝庫である十勝では、地元素材を使った和菓子・洋菓子が豊富。
ソフトクリームは旅行中の食べ歩きにも最適ですし、持ち帰り可能な十勝スイーツはお土産にも喜ばれます。
帯広で有名なお菓子メーカーはいくつかありますが、冒頭にも紹介した「道の駅おとふけ なつぞらのふる里」に隣接しており、アクセスも良いのが「柳月スイートピア・ガーデン」。
北海道土産の定番「三方六」をはじめ、ユニークなお菓子が数々生み出されています。
柳月の工場に隣接するスイートピア・ガーデン店では、
三方六を作る過程で出るバウムクーヘンの切れ端を数量限定で販売しており、早朝には切れ端目当てのお客様が行列を作るほど大人気。
他にも、十勝地区の柳月でしか買えない限定販売のお菓子があるのを知っていましたか?
ばんえい競馬の迫力が伝わってくるような馬蹄型のチョコレート「ばんえい十勝」や、
大納言小豆餡を棒状に流し固め、香ばしい薄皮生地で一つ一つ丁寧に巻き上げた
柳月オリジナルきんつばの「とかち大納言」など、どれも十勝・帯広地域の魅力がぎゅっと詰まったお菓子です。
地元でしか買えない希少性から、お土産にしたら喜ばれること間違いなしの一品です。
■柳月スイートピア・ガーデン
公式サイト:https://www.ryugetsu.co.jp/sweetpia
まとめ
十勝・帯広は、豊かな自然が生んだ食材を存分に味わえるグルメ天国。
王道の豚丼やスイーツはもちろん、チーズ、ブランド豚、牛乳まで、訪れるたびに新しい発見があります。
観光の合間に、ぜひ十勝の恵みを五感で楽しんでくださいね!