北海道百科事典

2023/01/06

帯広の食べ物といえばコレ!絶品帯広グルメ8選

「とかち帯広空港」「JR帯広駅」などを擁し、十勝観光の玄関口である帯広は、北海道らしい雄大な風景が広がる十勝地方の主要都市です。

農業や酪農が盛んな十勝地方の良質な素材が集まる帯広は、帯広発祥の「豚丼」をはじめ、人気の十勝産スイーツや乳製品などの店舗が軒を連ねるグルメ天国!
今回は帯広に行ったら絶対食べておきたい、「帯広の食べ物」をご紹介します。

十勝のおいしいが集結!帯広グルメ

広大な北海道のなんと10%ほどの面積を占めている十勝平野。十勝エリアは作付け面積が日本の約30%を占める馬鈴薯や小麦をはじめとした農業や、日本全体の生乳生産量の約14%を占める酪農など、その肥沃な地の利を活かした農業・酪農が盛んです。

また農業・酪農だけでなく、十勝エリアは海にも面しており、漁業も盛ん。「十勝」と商品名についているチーズ類や乳製品、アイスクリームをはじめとしたスイーツ、十勝のブランド牛や豚など、今や十勝という名前が商品の売れ行きを左右するほど、十勝ブランドは大人気です。

そんな十勝エリアの各地で収穫・水揚げされた新鮮で良質な食料が「とかち帯広空港」「JR帯広駅」という十勝エリアの玄関口の帯広に大集合します。帯広では十勝の美味しさがギュッとつまった、さまざまなジャンルの食べ物を楽しむことができます。

これはハズせない!帯広の食べ物8選

それでは十勝のおいしさが集結している帯広で、ハズせない食べ物をチェックしていきましょう。

まずはコレ!帯広のソウルフード「豚丼」

帯広の食べ物でハズせない代表といえば「豚丼」。最近では全国的に人気があるため、一般的な豚丼と区別するために「十勝豚丼」「帯広豚丼」と呼ばれることもあります。

帯広のソウルフードである豚丼は、炭火でじっくり焼いた十勝産や北海道産の分厚いブランド豚肉を甘辛い醤油ベースのタレにつけ、ほかほかの白いご飯に乗せたもの。一般家庭でも作られる豚丼は帯広のソウルフードでもあり、各店舗では豚の部位や作り方・タレにこだわって独自の豚丼を提供しています。

昭和8年から帯広で提供されはじめた豚丼は、甘辛いタレでご飯がついつい進む鰻丼を参考に考えられたもの。帯広市内には元祖豚丼の人気店から200店以上の豚丼店があります。帯広駅や観光案内所には豚丼マップもあるので、食べ歩いて味比べをするのもおすすめです。

「ドライブインいとうの十勝豚丼セット」販売中!

北海道初のブランド牛肉「十勝和牛」

酪農大国北海道で初めてブランド牛肉として認定されたのが「十勝和牛」。この十勝和牛も帯広でトライしたい食べ物のひとつです。

十勝和牛は平成23年に松坂牛や米沢牛などと肩を並べてブランド牛に仲間入りし、「十勝若牛(とかちわかうし)」「帯広産豊西牛(おびひろさんとよにしぎゅう)」「いけだ牛」などいくつか種類があります。

広大で肥沃な十勝の大地や長い日照時間の地の利を活かして育てられた十勝和牛は、サシ部分に甘味があり、その味は舌にとろけるように広がります。

食べ方はステーキやすき焼きなど、どんな肉料理とも相性抜群。生産者と農協組織が一丸となって品質管理・チェックを徹底しているので、安心して食べることができます。

「十勝いけだ牛 サーロイン150g×3枚セット」販売中!

帯広にはおいしい「そば」が集まる

日本で一番のそば収穫量を誇る北海道ですが、十勝エリアの新得町と鹿追町はそばの産地として有名です。新得町で古くから栽培されている品種「牡丹(ぼたん)そば」は風味が良く、そば通に人気で、鹿追町では「キタハヤセ」という品種のそばが栽培されています。

帯広にはこれら十勝産のそばを臼(うす)で挽き、手打ちして提供しているそば屋が数多くあります。帯広のそば屋には趣のある建物も多いので、そばは勿論、お店の雰囲気もぜひ味わってみてください。

隠れた帯広ご当地グルメ「中華ちらし」

帯広の隠れたご当地グルメとしてチャレンジしたい「中華ちらし」。中華ちらしは帯広市内の中華料理店でよく見かけるメニューです。中華丼のように白菜や玉ねぎなどの野菜に、ホタテやエビ・イカなどの海産物と豚肉を炒めて炒り卵を加えたものを白米にかけた料理です。味は砂糖や醤油を使った和風テイストで、中華丼のようなあんかけはありません。

中華チラシのルーツには複数の説がありますが、かつて帯広市内の割烹料理店で作られたまかないが店で提供され、その店を独立した料理人達によって広まったといわれています。

日本最大級の生乳生産量を誇る十勝の「チーズ料理」

日本の中でも最大級の生乳生産量を誇る十勝エリア。チーズ作りに適した気候や上質な水に恵まれている十勝エリアでは、新鮮で良質な地元の生乳を使ったチーズ生産が盛んで、さまざまなチーズ料理を楽しむことができます。

チーズ料理の定番はピザやラクレット、ハンバーガーなど。またチーズを使ったスイーツ類もおすすめです。帯広市内のホテルやレストラン、居酒屋などでは、十勝管内の工房で作られたチーズが数種類楽しめる盛り合わせや、十勝産の野菜とチーズにラクレットを贅沢に使った逸品など、さまざまなチーズ料理が提供されています。

そば屋など意外な場所でも十勝産チーズを使ったメニューがあるので、ぜひ自分だけのお気に入りチーズ料理を見つけてみてください。

「NEEDSチーズ オリジナル4点セット」販売中!

ホンモノの「ししゃも」が食べられる!港町広尾町

一般的に家庭に並ぶししゃもは、「カラフトシシャモ」と呼ばれる種類ということはご存知でしょうか?十勝広尾町で獲れるししゃもは、カラフトシシャモと比べ身は大きく、ふっくらしており、広尾町では「握り寿司」や「お刺身」としても食べることができます。

広尾町のししゃもは、毎年10月から11月にかけて、川に遡上する前に沖合にて漁獲され、メスは卵を、オスは脂を蓄えた最高の状態のししゃもが水揚げされていきます。

ししゃもは焼き魚として食卓に並ぶことが多いですが、お刺身や天ぷら、甘露煮やコロッケなど、地元広尾町では様々な食べ方をしており、十勝帯広市でも広尾町で水揚げされたししゃもを頂くことができます。

十勝のおいしいが帯広に集結「屋台飯」

帯広で十勝の味を堪能したい、そう思ったら「屋台飯」がおすすめです。数多くある屋台飯のなかでもJR帯広駅から徒歩5分ほどの距離にある「北の屋台」には、20店ほどの屋台が集結。十勝エリアの上質な肉やチーズに旬の野菜、新鮮な海の幸など、十勝の食材をふんだんに使用した屋台がずらりと並びます。

生産者の顔が見え、十勝エリアの新鮮で安心な食材を中心に使った本格フレンチのお店から、新鮮な魚介を提供する老舗屋台、十勝産地鶏を使った焼き鳥屋から居酒屋・中華・韓国料理など、さまざまなジャンルの個性豊かな料理を楽しむことができます。

北の屋台内であれば、他店からお取り寄せも可能で、各店10席ほどの屋台は店主やスタッフとの距離が近いこともポイント。帯広で店主や地元のお客さんと一緒に楽しみながら、十勝名物を味わいつくしましょう。

帯広は絶品「スイーツ」の宝庫

十勝エリアは小麦や乳製品・小豆など、お菓子の原材料の一大生産地。そんな良質な十勝産の製菓材料が手に入りやすい帯広には、全国にその名を轟かせる銘菓やスイーツが数多く揃っています。

北海道土産として定番の有名菓子を製造している会社も、帯広に工場・本店としている会社が複数あり、なかには鮮度を保つため賞味期限3時間、帯広本店など限定店でしか食べられないという商品もあります。

そのほか十勝の牧場が直接経営する良質な生乳を低温殺菌したソフトクリーム、十勝の旬の食材と合わせたジェラート、良質な生乳やチーズを使ったチーズケーキ専門店、こだわりのコロンビア産チョコレートに十勝産の原材料を使ったケーキなど、十勝産原材料を使用したこだわりのスイーツ達が帯広市内に集まっています。

お土産にも最適な十勝スイーツは、帯広でぜひゲットしましょう。

グルメ天国の帯広で十勝を味わい尽くそう!

帯広は、肥沃で広大な大地と太平洋を望むエリアを包括する十勝の経済の中心!

グルメ大国北海道の中でも特に逸品が勢ぞろいしています。「豚丼」「乳製品を使ったチーズやお菓子」などの定番グルメは勿論、意外性の高い「そば」、まだあまり知名度が高くない「とかち牛じゃん麺」「中華ちらし」など、隠れた帯広の味にもぜひチャレンジしてくださいね。