北海道百科事典

2023/01/10

北海道旅行で堪能したい食べ物15選!定番グルメや話題のスイーツも紹介

北海道の魅力は、豊かな海や大地の恵みをたっぷり堪能できるところです。そんな北海道へ旅行するなら、人気食材の旬や地元民おすすめのグルメ情報を事前に知っておきたいですよね。今回は魚介類や果物の旬、ジンギスカンなどの北海道ソウルフード、高品質な乳製品を使用した話題のスイーツなどをご紹介します。ぜひ当記事を、北海道ならではの食べ物を楽しむ参考にしてください。

北海道に来たら外せない!堪能したい海鮮5選


ここでは北海道で楽しみたい海鮮を、旬の情報やおすすめの食べ方とともに5選ご紹介します。

春夏は「花咲ガニ」をねらおう!濃厚な甘みが美味しい

道東に行ったら、エビのように濃厚な甘みを味わえる花咲ガニをぜひ堪能してみてください。この濃厚な甘みは、ほかのカニでは味わえないものです。旬は4月〜9月ですので、北海道旅行にぴったりの季節ですね。根室近海でのみ獲れる貴重な花咲ガニは、茹でると鮮やかな朱色になります。現地で食べる茹でたての煮ガニや鉄砲汁は、とても美味しいですよ。


春秋に「タコのしゃぶしゃぶ」はいかが?稚内のミズダコ

ミズダコの水揚高日本一を誇るのが稚内(わっかない)です。その稚内でおすすめのミズダコの食べ方といえば、野菜とともにいただく「タコのしゃぶしゃぶ」。4月~5月と10月~11月にそれぞれ旬を迎えます。利尻昆布のだし汁にくぐらせたタコは、甘みたっぷりでコリコリした食感も楽しめて絶品です。稚内まで足をのばして、ぜひ旬のミズダコを味わいましょう。

夏は利尻・礼文島へ!絶品の「ウニ」をいただく

稚内まで出かけたら、フェリーで2時間ほどかけて利尻・礼文島へ出かけて絶品のウニをいただきましょう。北海道にはほかにもウニの産地がありますが、利尻昆布を食べて育った利尻・礼文島(れぶんとう)のウニは絶品です。初夏から夏にかけて、エゾバフンウニとキタムラサキウニが両方とも旬を迎えます。利尻富士登山のあとに、新鮮なウニ丼をいただくのも良いですね。

秋に寿司や刺身で食べたい「生シシャモ」

北海道の太平洋沿岸だけに生息するシシャモ。北海道南部の胆振(いぶり)の鵡川町(むかわちょう)や十勝、釧路がシシャモの主要な産地として知られています。産卵に備え川を上るために沿岸に集まったシシャモを獲れるのは、10月から11月にかけてのみ。生シシャモに出会えるのは、ほんのわずかの期間といえますね。秋に北海道に旅行したら、日本固有で貴重な生シシャモを、寿司や刺身でぜひ味わいましょう。

冬は美味しい魚の宝庫「ゴッコ」をお見逃しなく

ニシン・タラ・カレイ・アンコウ・ハッカクなど、北海道では冬に旬を迎える美味しい魚たちに出会えます。なかでもおすすめは函館の真冬の味として知られるゴッコ(ホテイウオ)です。冬の鮮魚売り場では、まるで七福神の布袋様のようにぷっくりしたゴッコの姿が目を引きます。コラーゲンたっぷりの身とプチプチした卵の入ったゴッコ汁を、真冬の北海道でぜひ楽しんでください。

絶対食べたい北海道の定番!ソウルフード6選

ここでは北海道を代表する、地元民に愛されるソウルフードをご紹介します。

甘くて美味しい「甘納豆入り赤飯」

北海道で赤飯を炊くときには、甘納豆を入れる食文化が定着しています。そのため北海道の赤飯は「甘い」のです。北海道でスーパーやコンビニに行くと甘納豆を使ったお赤飯の方が、小豆の赤飯より存在感があります。子どもにウケる味なので、お子様連れの方や甘党の方は甘納豆入り赤飯をぜひお試しください。

札幌は名店ぞろい「スープカレー」

スープカレーの元祖は、実は札幌のお店でした。1970年代に考案されたもので、今では札幌を代表するグルメから全国的に広がりをみせています。トロミのある一般的なカレーと比べると、サラッとしたスパイシーなスープが特徴です。名店ぞろいの札幌に来たら、スープや具材もさまざまな本場のスープカレーを食べ比べましょう。

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北海道地元民の大好物「ザンギ」

ザンギはいわゆる鶏の唐揚げのこと。釧路市の末広(すえひろ)歓楽街のお店が生み出した食べ物で、濃いめの味付けが特徴です。醤油ベースの甘辛いタレにしっかり漬けこみ、衣をつけて揚げてあるのでビールのおつまみにぴったり。さらにタレにつけて食べることも。北海道地元民の間で人気の定番メニューなので、居酒屋でアツアツを味わいましょう。鶏肉以外にもタコザンギやサケザンギなどがあり、ザンギの素材もさまざまです。

ワイワイ食べたいなら「ジンギスカン」

北海道地元民に郷土料理やソウルフードは何かと聞けば「ジンギスカン」と答える方は多いはず。北海道遺産に認定されているほど、北海道で発展した料理です。ジンギスカンは花見やキャンプをしながら、仲間と一緒に鍋を囲んでワイワイ食べるシーンにぴったり。タレに漬けこんだ羊肉を焼く場合と、羊肉を焼いてからタレにつけて食べる場合の2種類の食べ方があります。お店ごとの食べ方やタレの違いをぜひ味わってみてください。

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食べ歩きなら北海道各地の「ご当地ラーメン」

寒冷な北海道に来ると、ドンブリから立ち上る湯気にホッと癒されることも。ラーメンは北海道遺産に認定されている食文化です。味噌の札幌、塩の函館、醤油の旭川のほか、あっさり味の釧路、カレーラーメンの苫小牧(とまこまい)や室蘭(むろらん)など北海道各地で独自のご当地ラーメンが発展しています。北海道観光でお気に入りのラーメンが見つかると、旅行がさらに楽しくなりますよ。

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驚くほどカタイ珍味「カンカイ」

北海道で珍味といえば、氷下魚(こまい)という魚を干し上げたカンカイです。とにかく固いため、新聞紙を敷いて金づちで叩いて食べる準備をします。皮をはいでそのままでもマヨネーズにつけても美味しく、ビールや日本酒のおつまみとしてコアなファンの多い珍味です。はじめての人にとってはどうやって食べるの?と思う固さですが、ぜひお試しアレ。

北海道は乳製品の宝庫!話題のデザート2選

酪農が盛んな北海道では、新鮮で美味しい牛乳はもちろん、質の高い乳製品の宝庫です。ここでは話題のデザート2選を紹介します。

ソフトクリームがおすすめの「チーズ味」

北海道にはミルクの直売所やチーズ工房が各地にあります。濃厚でコクのあるミルクから作られるソフトクリームは、ぜひ現地に出かけて食べたいスイーツのひとつです。なかでもカマンベールチーズなどのチーズをつかった話題のソフトクリームはお見逃しなく。ラベンダーやメロンを使用したソフトクリームなど、ほかにも工夫をこらした色々な味が楽しめます。

たっぷりクリームを楽しめる「マリトッツォ」

北海道でいま話題のスイーツといえば、イタリアの伝統菓子マリトッツォ 。北海道産の生クリームがふんだんに使われています。ブリオッシュ生地はもちろん北海道産小麦を使用したもの。北海道ではさまざまなお店が趣向をこらしたマリトッツォを発売しています。クリーム好きの方は、マリトッツォをほおばって幸せ気分を味わいましょう。

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北海道の美味しい果物2選!お土産にもぴったり

野菜や乳製品のかげに隠れがちですが、北海道では果物の生産量も高いのでぜひ注目してみてください。ここではお土産にもぴったりな果物2選をご紹介します。

ポリフェノールたっぷりの「ハスカップ」

甘酸っぱいハスカップは、もともと胆振(いぶり)の勇払原野(ゆうふつげんや)などに群生していました。ブルーベリーに似たフルーツで、ポリフェノールやミネラルを豊富に含むために不老長寿の果実とも呼ばれています。ハスカップジャムやハスカップワインはお土産にぴったり。苫小牧市なら生のハスカップに出会えるかも。生のハスカップを出荷している北海道の厚真町(あつまちょう)では、6月末から7月中旬にはハスカップの摘み取りも体験できます。

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産地直送の「富良野メロン」

富良野はラベンダーや野菜で有名ですが、たっぷりのβカロチンやカリウムを含む赤肉メロンの生産も盛んです。みずみずしい甘みたっぷりの富良野メロンは、産地直送もできます。メロンにソフトクリームを入れたスイーツを食べられる農場もあるので、メロン好きはぜひ現地までいきましょう。

海や大地の恵みを味わって幸せ気分になろう

広大な北海道では、特色のある新鮮な魚介類・野菜・果物や乳製品のほか、さまざまなご当地グルメを堪能できます。海や大地の恵みをたっぷり味わえるのが、北海道の魅力です。今回は北海道旅行の参考になるように、地域や旬の情報とともに北海道のおすすめの食べ物をご紹介しました。北海道に来たら新鮮な海鮮や果物、とっておきのスイーツやソウルフードを楽しみましょう。