北海道百科事典
北海道の食べ物15選!おすすめのご当地グルメを地域ごとに紹介
北海道の食べ物は豊かな海や大地の恵みのおかげで、種類が豊富で美味しいことが魅力です。
ジンギスカンやラーメン、スープカレーや寿司のほかにも、北海道にはたくさんのご当地グルメが存在します。
そこで今回は、札幌や函館など北海道の6つの地域から美味しいご当地グルメを紹介しましょう。人気の新鮮な魚介類や名物の知識を、北海道旅行の際に役立ててください。
北海道グルメを制覇できる?札幌のご当地グルメ4選
ディナーや飲みの締めにパフェを食べる「シメパフェ」というフードカルチャーを生むなど、国内有数のグルメタウンとして知られる札幌。さまざまなジャンルの食べ歩きを楽しめる町です。札幌なら北海道グルメを制覇できるかも。ここでは、札幌ご当地グルメおすすめ4選を紹介します。
朝ごはんに市場で食べる「絶品海鮮丼」
道都・札幌にあり100年以上の歴史をもつ二条市場には、豊かな海の幸を誇る北海道各地から新鮮な魚介類が集まります。札幌に来たら市場内で朝ごはんに海鮮丼を食べるのがおすすめです。
寿司・海鮮丼・炙り焼きなどのお店のほか、イートインコーナーが併設された鮮魚店もあります。市場で味わう海鮮丼は、最高に美味しいですよ。二条市場に来たら、風情のある「のれん横丁」もぜひのぞいてみてください。
札幌が元祖!スパイシーな「スープカレー」
まるで飲み物のようにサラサラしたスープが特徴のスープカレーは、札幌発祥のグルメです。専門店が数多く建ち並ぶ札幌で、スパイシーな元祖スープカレーを食べましょう。なかには行列ができる有名店もありますよ。
スープや具材の種類はバリエーション豊富なので、食べ歩きをしてお気に入りの味をぜひ見つけてください。
北海道のソウルフード「ジンギスカン」
仲間とワイワイ食べたい、そんな気分にしっくりくる料理がジンギスカン。北海道で花見といえばジンギスカンといわれるほどで、北海道遺産にも認定されています。
羊肉を食べたことがある人もない人も、ビール園や専門店などで食べ比べてみてはいかがでしょうか?タレにつけた羊肉を焼くスタイルと、焼いた羊肉をタレにつけて食べるスタイルがあります。
やっぱり食べたい「味噌ベースの札幌ラーメン」
札幌ラーメンは北海道3大ラーメンのひとつに数えられるほど有名で、札幌市内には至るところにラーメン店が軒を連ねています。ラーメンもジンギスカンと同様に、北海道の食文化にしっかり根づいているんですね。
札幌味噌ラーメンの発祥のお店を探したり、すすきのにある名店ぞろいの「元祖さっぽろラーメン横丁」に行ったりして食べ歩きするのがおすすめです。
絶景の夜景を楽しめる!函館のご当地グルメ2選
ここでは絶景の夜景で知られる函館に来たらおすすめしたい、ご当地グルメ2選を紹介します。
イカのまち函館で食べたい「スルメイカ」
津軽海峡の速い海流で鍛えられて、函館に水揚げされたスルメイカ(マイカ)は身がしまっていて絶品です。函館で食べるイカの刺身は、透き通っておりコリコリした食感を楽しめますよ。
生姜醤油でいただくのが函館流です。6月から翌1月まで長く楽しめるので、ピチピチしたスルメイカの刺身をぜひ食べてみてください。
のどごしの良いストレート細麺「塩ラーメン」
ていねいに作られた、雑味のない透明なスープが特徴的な函館塩ラーメンも北海道3大ラーメンのひとつです。函館市内のラーメン店はおよそ150店もあるとか。あっさり味のスープによく合う北海道小麦を使った細麺も登場しており、函館塩ラーメンはご当地グルメとして人気です。
大自然の広がる十勝・帯広のご当地グルメ2選
農業体験やファームステイなどグリーン・ツーリズムが盛んな十勝地方は、美味しい野菜や果物が育つことで知られています。ここでは十勝地方のご当地グルメ2選を紹介します。
名店ぞろいの十勝・帯広の「豚丼」
明治時代から養豚業が盛んだった十勝地方。十勝にある帯広市が元祖とされているのが豚丼です。分厚くスライスされた豚肉を焼いたあと、甘辛いタレにからめてごはんの上にのせます。ジューシーでやわらなかロース肉やバラ肉を使っており、がっつり食べたい人におすすめ。
薬味のみのシンプルなトッピングなので、美味しいお肉をたっぷり味わえます。秘伝のタレを使った名店が揃っているので、ぜひご賞味ください。
良質な地元食材を使った「帯広スイーツ」
帯広は、スイーツ作りに必要な良質な地元食材に恵まれています。小麦や乳製品、小豆や甜菜(てんさい)など、地産地消を実践する帯広スイーツは美味しさ満点です。
そのため、帯広では北海道を代表するお菓子の名店がひしめいているので要チェック。酪農王国の十勝に来たら、濃厚なソフトクリームもぜひ味わいましょう。
タンチョウのふるさと!釧路のご当地グルメ3選
釧路エリアは釧路湿原国立公園と阿寒摩周国立公園の2つの国立公園があるほか、息をのむ夕陽の美しさでも知られています。ここでは釧路のご当地グルメ3選を紹介します。
新鮮な魚介をジュージュー焼いて食べる「炉ばた焼き」
新鮮な魚介を「炉ばたスタイル」で提供したのは釧路が元祖だとか。サケ・タラ・シシャモ・サンマなどが水揚げされる釧路に来たら、ぜひ炉ばた焼きを食べましょう。近海で獲れた牡蠣(かき)も食べられますよ。自分で焼いて食べる「岸壁炉ばた」も人気です。
釧路のソウルフードといえば「スパカツ」
鉄板皿にのせて提供されるスパゲティミートソースのカツのせは、釧路では「スパカツ」と呼ばれ愛されています。釧路の洋食屋が考案した、ボリューミーで贅沢な気持ちを味わえるスパカツもぜひ堪能してみてください。
ザリガニ料理もおすすめ!その名は「レイクロブスター」
マリモで有名な阿寒湖に生息するザリガニは、外来種のため駆除が続けられていました。ところがカニのような味わいや濃厚なスープがとれることから、今では「レイクロブスター」という名前で名物食材に。フランスでは高級品として扱われるほど美味しいので、阿寒湖を訪れた際にはぜひ挑戦してみましょう。
ホルモンを食べるなら旭川へ!旭川ご当地グルメ
旭山動物園で有名な旭川(あさひかわ)。旭川ラーメンは北海道の3大ラーメンのひとつです。ここでは旭川のご当地グルメを紹介します。
独自の食文化「旭川しょうゆホルメン」
かつて養豚業が栄えていた旭川では、食肉加工技術を活かした塩ホルモンなども有名です。そこでソウルフードともいえる醤油ベースのラーメンとホルモンを合わせたのが、旭川しょうゆホルメン。かむほどに甘みの広がるホルモンとマイルドなスープを楽しめますよ。
歴史と絶景を楽しむ!小樽・積丹のご当地グルメ3選
小樽運河をみたりお寿司を楽しんだりしたら、積丹(しゃこたん)までドライブして積丹ブルーの絶景を楽しみましょう。ここでは小樽・積丹エリアのご当地グルメ3選を紹介します。
揚げても寿司ネタとしても美味しい「シャコ」
小樽に来たら、前浜産や近海のネタで握ったお寿司をぜひ食べてみてください。なかでも春と秋の2回旬を迎えるシャコは甘みが強いのでおすすめです。産卵のため卵を蓄える春と、厳冬に備えてその身に栄養を蓄える秋では、味わいが違いますよ。揚げたシャコも美味しいのでぜひご賞味あれ。
古くから愛される庶民の味「おもち」
寿司のまちとして有名な小樽で、古くから愛されているのが「おもち」です。かつては100店舗以上のお餅専門店が小樽市内にひしめきあっていたとか。全盛期に130店舗以上あった寿司店の数に迫る勢いだったことになりますね。創業時からの味を守り続けているお餅屋さんへ出かけてみてはいかがでしょう。
夏は積丹へ「ウニ」を食べに出かけよう!
北海道はウニの漁獲量日本一。主要産業の漁業のなかでも、特にウニは積丹の名物として知られています。細目昆布を食べて育った積丹のウニは、濃厚な甘さとコクを味わえる絶品。6〜8月にウニ漁が解禁されますが、ほとんどのウニは町内で消費されるため積丹に訪れないと食べられません。ウニ好きな方は、ぜひ積丹半島まで足をのばしてウニを堪能してください。
北海道をより楽しむために知識を役立てよう
北海道を訪れる前に、北海道の食べ物の歴史や旬の基礎知識を増やしておくと、旅行がとても楽しくなります。北海道は新鮮な海鮮を食べられるだけでなく、酪農王国やスイーツ王国の顔もあるため、ご当地グルメを見逃さないためにも情報を収集しましょう。
イクラやウニたっぷりの海鮮丼を楽しむのもよし、スイーツにどっぷり浸るのもよし、北海道各地で美味しい食べ物をぜひ楽しんでください!